【2】50代の就活、甘くなかった…!理想と現実のリアル

皆さん、こんにちは!しずくドロップです。
前回は、突然の不当解雇に直面し、私が人生のドン底で感じた率直な気持ちを綴らせていただきました。多くの皆さんに読んでいただき、本当にありがとうございます。
さて、今日は、私が今、まさに奮闘している「50代の就職活動」について、私が直面している「理想と現実」のギャップについてお話ししたいと思います。正直なところ、就職活動は想像以上に甘くありませんでした。
壁その1:「Gルート公認心理師」――書類選考すら通らない現実
私は、働きながら必死に勉強し、令和4年に公認心理師の資格を取得しました。合格した時は、心から嬉しかったのを覚えています。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私が取得したのは「Gルート」と呼ばれる経過措置での資格です。これは、一定の相談業務経験があれば受験できるルート。私自身、これまでの対人援助職として、職場の人間関係や親子関係、子育て、介護などでストレスを抱えている方々と関わってきました。だからこそ、この資格を活かして、もっと直接的に「心のケア」に関わる仕事がしたいと強く願っていたんです。
「公認心理師募集、未経験可」
そんな求人を見つけるたびに、希望を抱いて応募しました。しかし、結果は4社連続で書類選考落ち。
現実は本当に甘くありませんでした。職場は即戦力を求めています。私のような「心理検査はできません、本格的なカウンセリングも経験がありません」という、いわば”ペーパー心理士“は、残念ながら必要とされないのだと痛感しました。積み重ねてきた学びと情熱だけでは、門は開かれないのか……。心の専門家になりたいという理想と、目の前の厳しい現実とのギャップに、正直、打ちひしがれました。
経験職への「今の私には難しい」という本音
では、これまでの経験を活かして、看護師や介護支援専門員の仕事に戻ればいいのか?
確かに、経験があるので、求人は見つけやすいかもしれません。しかし、正直な本音を言うと、私は看護師として医療現場から25年間も離れており、ブランクがあります。今の私が再び医療現場に戻り、ブランクを埋めて第一線で働くことは現実的ではありません。
そして、介護支援専門員の仕事も、長年経験してきたからこそ分かる、その大変さがあります。業務の多さ、求められる専門性の高さ、毎月書類に追われる日々、そして何よりもそれらに見合わない報酬の現実。心から納得して働けるかというと、今の私には想像できません。
迷走状態、さあ、どうする?
「じゃあ、一体、何をしたいんだろう?」
公認心理師として働くことへの憧れは強いけれど、現実は厳しい。経験のある仕事に戻る気力も湧かない。そんな状況にいると、自分が何をしたいのか、何ができるのか、本当にわからなくなってしまいます。
ああ、できれば働きたくない。
これが今の私の、正直な気持ちです。
このまま「早期退職」したと考え、ゆるく生活できればいいけど。 でも、老後の生活を考えると、今まさに貯金を増やすべき時ではないのか?それとも、今抱えている不当解雇の訴訟で、もし撤回が認められて会社に戻れることになったら、その選択肢も考えるべきなのか?
頭の中では様々な思考が巡りますが、どれも明確な答えが出せず、私は今、まさに迷走中です。
でも、この迷いも、きっと何かの意味があるはず。このブログを通じて、このリアルな感情を皆さんと共有することで、何かが見えてくるかもしれません。
次回は、この「迷走」の中で、私がどんな小さな一歩を踏み出そうとしているのか、お話しできればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
しずくドロップ