迷いの中で見つけた「小さな一歩」
しずくドロップ
50代雨のち晴れ―不当解雇から紡ぐ私の第2章
突然の解雇で人生が大きく揺れ動いた。
そこから私は「第二章」へ向けて動き出しました。現在、実際に挑戦している就職活動のリアルをお届けします。
私は働きながら「公認心理師」の資格を取得しました。令和4年、努力が実を結んだ瞬間は忘れられません。
「心のケア」の専門家としての道を志し、求人にも積極的に応募しました。
「未経験可」の公認心理師求人に4社連続で応募しても、すべて書類落ち。
ペーパー資格では門は開かれないという、現実の厳しさを突きつけられました。
情熱だけでは届かない——理想とのギャップに打ちのめされました。
確かに、経験職なら求人も多いかもしれません。
でも私は医療現場から25年離れており、今さら第一線には戻れるわけがありません。
長年携わってきたケアマネの仕事も、今の私には荷が重すぎると感じます。
報酬と負担が釣り合わない現場の厳しさを知っているからこそ、踏み出せない。
でも、現実がそれを許してくれない。
希望と可能性の間で揺れる心は、日々、迷っています。
正直な本音—できれば、働きたくない。
貯金も不安。
訴訟の行方も不透明。
「会社に戻れるとしたら?」
「早期退職と考えて、ゆるく暮らすのもあり?」
頭の中は、堂々巡りです。
今は、はっきりした答えは出ません。
でも——この迷いの中にこそ意味があると信じて、
この気持ちを正直に綴ることで、次に進める気がしています。
次回予告|迷いの中で見えてきた「小さな一歩」
この混乱のなかでも、少しずつ、自分なりの方向を探り始めています。
次回は、「今の私にできること」を模索する中で踏み出した一歩について、
お話ししたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
しずくドロップ